外壁塗装というのは、都度メンテナンスを行わないといけなく、建物を末永く使い続けるために大事なリフォームです。外壁塗装には多くの費用がかかってしまいますので、なかなか重い腰を上げることができない方もいると思います。そこで注目してほしいのが、外壁塗装で貰える助成金や補助金です。どのようなものがあるのか、把握しておくべき様々なポイントをご紹介します。
外壁塗装で助成金・補助金をもらうための条件
外壁塗装工事を行う際に対象となる助成金や補助金を貰う際の条件などについて、以下にご紹介します。
外壁塗装工事を行う際に貰える助成金や補助金を貰う条件
外壁塗装で助成金や補助金を貰うための条件は、地方自治体により多少の違いがあります。よくある交付条件は、以下があります。
・（その制度を実施したい）市区町村・都道府県内に住まいがある場合
・（その制度を実施したい）市区町村・都道府県内の事業者に工事を依頼する場合
・住民税などの税金の滞納がない場合
・（制度の申請の際に）工事着工前である場合
などが、あります。
その他、以下のような条件が必要となる場合もあります。
・遮熱塗料を使用して塗装をする場合
・併せて耐震改修工事を行なう場合
・（その制度を実施したい）市区町村・都道府県内へ移住する場合
・（その制度を実施したい）市区町村・都道府県に住む親世帯と同居する場合
・（その制度を実施したい）市区町村・都道府県の空き家の工事である場合
各自治体で行っている外壁塗装の助成金・補助金制度を調べる方法
各自治体では、様々な外壁塗装の助成金や補助金制度を行っています。自分が住んでいる自治体でどのような外壁塗装の補助金や助成金を行っているのかわからない場合は、以下のように調べてみると良いでしょう。
市区町村・都道府県のホームページでチェック
ご自分がお住まいの自治体でどのような外壁塗装の助成金や補助金を行っているのか調べる方法は、ご自分がお住まいの自治体のホームページにて調べることができます。
お住まいの自治体のホームページのどこに記載があるのかわからない場合は、一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会運営の「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」で調べると簡単に調べることができます。お住まいの自治体の名称を入力するだけで、簡単に調べることができます。
それでもわかりにくいと思った場合は、お住まいのじ自治体に電話で問合わせると、教えてくれます。
外壁塗装の助成金・補助金に関する申請方法
外壁塗装の助成金や補助金の受け取り方は、以下の流れで行うことが大半です。自治体によって多少の違いはありますが、このような流れで行います。
①自治体で助成金の申請をする
②決定通知書が届く
③塗装工事開始
④塗装工事終了
⑤工事終了の報告書を提出
⑥工事後の住宅確認決定通知書が届く
⑦助成金や補助金の受給
難しい流れに思えるかもしれませんが、非常に単純な流れにより助成金や補助金をもらうことができます。少しでも不安だと思う場合は、地元密着の業者であれば手続きを代行して行ってくれます。
外壁塗装の助成金・補助金に関する注意点
外壁塗装工事に利用できる助成金や補助金を貰う際には、いくつか注意すべき点があります。事前に把握し、間違いのない受け取りで外壁塗装工事を行いましょう。
外壁塗装工事の助成金や補助金に関する注意点は、以下が挙げられます。
申請には時間がかかる場合がある
外壁塗装工事の助成金や補助金制度というのは、国の管轄です。そのため、申請をして審査通過するまでは様々な確認をされます。そのため、申請をしてから審査通過までは想像以上に時間がかかることを覚えておきましょう。
申請者が多い場合は早めに打ち切りとなる場合がある
助成金や補助金というのは、国の予算から捻出しています。そのため、予想していた件数よりも申込み件数が多い場合は、早めに締め切りとする場合があります。補助金や助成金を使って外壁塗装工事を行いたい場合は、早めに申請するようにしましょう。
指定されている塗料が建物に合わない場合もある
外壁塗装工事に使える助成金や補助金の場合、指定される塗料がある場合があります。よくあるのが遮熱塗料を使った外壁塗装工事を行う場合に、補助金や助成金を出すという制度です。
遮熱塗料は建物に省エネ効果を与える便利な塗料ですが、外壁に熱量が多く当たる場合ではないと省エネ効果は発揮しません。太陽光を跳ね除ける効果を発揮する塗料なので、太陽光が当たりにくい日陰が多い外壁の建物であれば、外壁に遮熱塗料を塗布しても全く意味がありません。
助成金以外に外壁塗装の費用を抑える方法
外壁塗装工事というのは、各自治体の助成金や補助金を使う以外にもお得に利用できる方法もあります。外壁塗装の費用を抑えることができる他の方法は何があるのか、以下にご紹介します。
火災保険の利用
火災保険は火災の際にしか使えない保険ではなく、風災や水災などの様々な災害が発生した場合の建物の損害に対して利用できる場合があります。外壁塗装工事が火災保険の利用に該当する場合は、補助金や助成金を使わない方が持ち出し金を少なくできる場合があります。
安価な塗料の検討
塗料というのは、様々なグレードがあります。グレードが高いほど性能が良いですが、その分費用は高価となってしまいます。外壁塗装工事の費用を抑えたい場合は、グレードを下げた安価な塗料を選ぶことも1つの方法といえます。塗料のグレードの決め方は、業者に相談をすると詳しく教えてくれます。