外壁塗装

外壁塗装は必要ない!?放置することで起きるトラブルと対策

外壁塗膜には寿命があることを、ご存じでしたか。

外壁塗装工事を適宜行うということは、外壁塗膜に寿命が発生する前に塗膜を作り直し、外壁や建物を守ることとなります。

建物の寿命に大きく影響を与えるので、定期的な外壁塗装工事を行いましょう。

外壁塗装工事を放置することで発生してしまうトラブルやその対策など、把握しておくべきポイントをご紹介します。

外壁塗装を放置することで起きるトラブル

外壁塗装のメンテナンスを怠って放置してしまうと、様々なトラブルが発生してしまいます。

どのようなトラブルに見舞われてしまうのか、以下にご紹介します。

美観を損なう

外壁塗膜が劣化してしまうことにより、建物の美観が失われてしまいます。

建物の外部は建物の顔のような存在なので、顔を汚したまま放置してしまうことと意味は変わりません。

綺麗な顔で居続けられるように、定期的な外壁塗装は必要です。

雨漏りの発生

外壁塗装を定期的にせずに放置してしまうと、塗膜が劣化してしまいます。

劣化した部分から雨等の水分が建物の中に浸透していき、雨漏りへと発展します。

雨漏りというと屋根から発生すると思っている方が大半ですが、実は外壁が原因で発生する雨漏りの方が多くあります。

シロアリや害虫などの虫の発生

雨漏りが発生することで湿気が多い建物となり、シロアリや害虫などの虫類が好む湿度となってしまいます。

そのため、虫の住処となってしまいます。害虫の住処となってしまうと、床下や柱などの木構造材を食べて朽ちらせてしまい、建物の耐震性が低くなってしまいます。

コケやカビの発生

日光が当たらず日陰の外壁は湿度が高くなってしまい、コケやカビが発生してしまいます。

外壁塗膜がしっかりしていると水分をはじくので、コケやカビは生えません。

外壁塗膜が劣化してしまうことで、コケやカビが発生しやすい外壁環境となってしまいます。

室内湿度の上昇

外壁塗膜が劣化してしまい外部の雨等の水分が室内に入りやすくなってしまうと、室内湿度は上昇してしまいます。

結露やカビが発生しやすい室内となってしまい、内装劣化へと導いてしまいます。

カビが発生することにより、家族がアレルギーになりやすくなることもあります。

外壁塗装が必要なのはいつ頃?最適なタイミング

外壁塗装工事が必要となるのは、新築から10〜15年と言われております。

期間が曖昧なのは、その塗膜の劣化の状態や使用した塗料により異なるからです。

一般的には、10年経過したあたりから外壁塗膜は劣化していき、目に見える症状が発生します。

塗膜を常に綺麗な状態に保ちたい方は、7〜10年で塗り替えを行っている場合もあります。

塗膜の状態により、外壁塗装のタイミングは異なります。そのため、外壁塗膜に気になる部分が発生したら、1度塗装屋さんに点検してもらうと良いでしょう。

点検は無料で行ってくれますので、気軽に相談をしましょう。

外壁塗装が必要かどうかの判断基準・劣化のサイン

外壁塗装をすべきかどうかというのは、お客様でもわかる劣化のサインがあります。

定期的に点検をしてみて、以下のような症状が発生している場合は外壁塗装のぬりかえを検討しましょう。

艶が無くなっている

塗膜が劣化し始めると、元々塗膜にあった艶はなくなります。

最近艶が無いなと思ったら、外壁塗膜が劣化しているサインが発生していると思いましょう。

新築の際に艶がある外壁塗膜だったかわからない方は、違う外壁塗り替えサインで確認をしましょう。

チョーキングの発生

外壁塗膜の表面に触れると、チョークの粉のような白い粉が手に付く状態を、チョーキングといいます。

チョーキングが発生しているということは、外壁塗膜の表面が劣化し始めている証拠です。

紫外線を浴び続けると塗料の成分が分離することで、チョーキング状態となります。

汚れている

外壁塗膜汚れは塗膜の劣化とは無関係だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

外壁塗装の塗膜表面には汚れを付着させにくくさせる機能があり、塗膜が劣化してしまうと機能が失われてしまいます。

外壁塗膜に汚れが目立って来たら、塗膜が劣化しているという証拠です。カビや苔も、汚れが付着しやすい状態と同様に発生してしまいます。

塗膜のひび割れ

外壁塗膜の劣化が進んでいくと、塗膜に柔軟性が無くなってしまい、ひび割れが発生します。

塗膜のみにひびが発生しているだけでも、雨等の水分が塗膜の中に入り込んでしまい、外壁下地の弱い部分から水分が室内へと入り込んでしまいます。

コーキングの劣化

モルタル外壁やサイディング外壁、タイル外壁にも、一定の間隔で目地を作って、そこにコーキングを充填しています。

コーキングはゴムのように伸び縮みするものですが、経年劣化により硬くなってしまいます。

コーキングが硬くなるとひびが入ってしまい、そこから雨等の水分が浸透してしまいます。

塗膜が剥がれている

外壁塗膜が部分的にでも剥がれている場合は、塗膜が無い部分は塗膜に外壁が守られていない状態となります。

外壁に雨等の水分が浸透してしまい、雨漏りなどの不具合が発生してしまいます。

外壁塗装の寿命をできる限り伸ばす方法・対策

外壁塗装の寿命を長く伸ばすためには、以下のポイントに目を向けてみましょう。

寿命の長い塗料を使う

近年は様々な塗膜があり、寿命が長い外壁塗料もあります。

中には20〜30年ほどの寿命がある塗料もあり、塗装工事には多くの費用がかかってしまいますが、費用対効果はあります。

ある程度の年齢のご家庭の場合は、寿命の長い塗料を採用することで、メンテナンスフリーとすることもできます。

都度外壁塗膜の洗浄を行う

外壁塗膜というのは、経年により汚れが付着していきます。

付着した汚れというのは、塗膜の劣化のスピードを早まらせます。特に海に近いお住まいの場合は、海の塩分により外壁塗膜は劣化しやすい環境となっています。

業者に頼んで、定期的に外壁洗浄を行ってもらいましょう。その際、外壁に発生しているトラブルがあれば、対処してもらえるので更に外壁塗膜が長持ちします。

適宜コーキングの補修をする

外壁コーキングが劣化すると、防水性が失われてしまいます。

コーキングが劣化した部分から外壁塗膜へ影響を与えてしまい、塗膜劣化へと導いてしまいます。

定期的なコーキングの打ち直しを行い、外壁塗膜の寿命を長くしましょう。

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