外壁塗装

外壁塗装は火災保険の適用で無料になる?条件や注意点を徹底解説

火災保険というのは、文字通り火災が発生した時だけしか利用できないと思われている方もいると思います。

しかし、火災保険は火災だけではなく、外壁塗装にも利用できます。

もちろん条件があるので、把握した上で火災保険を効率的に使って外壁塗装をしましょう。

外壁塗装を火災保険適用で施工をする条件や注意点など、把握しておくべきポイントをご紹介します。

外壁塗装で火災保険が適用される条件

外壁塗装で火災保険が適用できる条件は、以下があります。

外壁の破損が災害が原因の場合

火災保険を外壁塗装工事に適用させるためには、災害により外壁に補修や修理などが必要となった場合です。

火災か自然災害が原因ではない場合は、火災保険の保証を受けて工事をすることはできません。

被災してから3年以内に申請をすること

火災保険を外壁塗装工事に適用させるためには、被災してから3年以内の補修工事です。

3年以前の被災には該当しないので、5年前の台風などの理由では火災保険を適用させた外壁塗装はできません。

災害の補修に発生する費用が火災保険の免責金額を超える場合

火災保険には免責金額というものがあり「この金額よりも下回る補修金額の場合は自己負担で直してください」という基準の金額があります。

保険のパンフレットに自己負担額が記載されているので確認しましょう。

免責金額を下回った外壁塗装工事の場合は、火災保険の適用とはなりません。

外壁塗装での火災保険の申請方法

火災保険を使って外壁塗装工事を行う場合の申請方法を、以下にご紹介します。

①業者に破損個所を確認してもらう

外壁塗装業者やリフォーム業者に、現地調査をしてもらいます。

業者は、細かい部分まで外壁塗装の状況を確認します。

この際に「火災保険の申請を考えています」と業者に伝えることで、今後の流れがスムーズになります。

②工事の必要がある場合見積書をもらう

外壁塗装業者に現地確認してもらった後、工事の必要があると判断してもらえた場合は業者から見積書をもらいます。

見積書は無料で作ってくれますので、気軽に頼みましょう。

③保険会社への申請

②でもらった見積書をもとに、保険会社に申請をします。

申請の方法は、契約している火災保険により異なります。契約している火災保険のホームページやパンフレットなどに記載がありますので、確認して申請をしましょう。

④保険会社の指示に従い必要書類を用意する

火災保険を申請した後は、保険会社の指示に従って書類を用意します。必要となる書類は、以下となります。

・保険金請求書

・修理内容の見積書

・被害がわかる写真

損害がわかる写真は、外壁塗装業者に依頼すると撮影してくれます。写真撮影は意外と難しいので、業者にお願いしましょう。

⑤必要な書類を保険会社に送る

④の書類が全て揃ったら、保険会社に書類を送ります。書類の送付が終了すると、火災保険への申請は完了となります。

⑥鑑定人が自宅を調査して受給の可否と保証金額を決める

火災保険を申請した後、保険会社から鑑定人が派遣されます。鑑定人は、ご自宅の被害状況を確認し、保証する金額を決めます。

ここまでスムーズに進んでも、この時点で申請が却下される事があるので、注意しましょう。

貰える火災保険の金額は、契約している火災保険の契約内容により異なります。

⑦受給が決定した場合は保険金が支払われる

鑑定人の調査が完了した後、問題がない場合は保険金の需給が決定となります。そして、保険金の支払いとなります。

外壁塗装で火災保険を利用する上での注意点

外壁塗装で火災保険を利用する際、注意すべきポイントがあります。

どのようなポイントを把握しておくべきなのか、以下にご紹介します。

火災保険を利用した悪徳業者に注意する

塗装業者は基本優良業者ばかりですが、訪問業者の塗装業者の中には悪徳業者もいます。

悪徳業者はあらゆる口車でお客様に外壁塗装工事をさせるように、様々な言葉で気持ちをゆすります。

「必ず無料になる」や「保険金の請求の代行をします」の2つの言葉を強調してくる業者は、悪徳業者なので絶対に頼んではいけません。

自社で外壁塗装工事を行っている業者にお願いをする

外壁塗装業者というのは様々なパターンがあり、中には自社で職人さんを在籍しておらず、全て下請け業者に依頼する業者もいます。

外壁塗装工事は、必ず自社施工している業者にお願いしましょう。

その理由は、自社施工をしている業者というのは責任感が強いので、綺麗な外壁塗装に仕上げます。

中間マージンもかかりませんので、費用を安く抑えることができ、火災保険での適用も可能となります。

地域密着業者にお願いする

外壁塗装工事を火災保険を使って行う場合、災害により発生した工事ということになります。

地域密着業者にお願いすることで、今後災害が発生した場合に即座に対応をしてくれます。

外壁の場合は雨漏りに繋がることもあるので、地域密着業者に施工を行ってもらうことで、雨漏り防止へと導くこともできます。

 

火災保険で外壁塗装を行うと無料になる?料金について

火災保険を使って外壁塗装工事を行う場合、状態によって出る保険金額が決まります。

例えば100万円の損害に火災保険を使う場合であっても、100万円全ての金額が受給されるとは限りません。

受給される金額は、鑑定人の調査により決定します。

鑑定人が調査をして30万円の損害しか認めない場合は、100万円の損害であっても30万円しか火災保険から出ません。

また、100万円の損害と鑑定人が鑑定した場合は、100万円満額出る場合もあります。

火災保険の申請が受理された場合でも、外壁塗装の工事費用が満額出て無料で工事ができるとは勘違いしないようにしましょう。

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